【オクトラ】テリオンのストーリーのパーティーチャット発生条件と会話集

トレサ

ねえ、テリオンさん
ほんとに、ここに竜石があるの？

テリオン

さあな、いろいろと話を聞いてみないと
なんとも言えん……

トレサ

話ねえ……そういえば
テリオンさんって酒場で噂を集めるけど

初対面の人から聞いた話で
よく判断できるよね

あたしはまず、関係から築くなぁ
商売は信頼が命だもん

テリオン

……場数を踏むとな
なんとなく判断できるようになるもんさ

盗賊に、余計なコネは必要ない
いつどこからタレこまれるか……

トレサ

あ、なるほど

ふふ、お互いの職業が
性に合ってるってことかもね！

テリオン

……そういうことだ

テリオン

……そうだな
あんたならこの館、どう攻める？

オルベリク

ふっ、面白いことを聞く……

もし、これが戦場なら
防御の薄い側面からの奇襲が基本だ

テリオン

……意外だな
真正面から攻めないのか？

オルベリク

必要があればそうするがな

ただ、いずれにせよ
すんなり館の奥まで行けるとは思えん

テリオン

……なるほど、力押しは難しいと

オルベリク

そういうことだ
この状況では戦の常道は通用しない

だからこそ、お前に任せる
ここは盗賊のお手並み拝見といこう

テリオン

……やれやれ
見世物じゃないんだがな……

プリムロゼ

…………ふうん
まあまあの賑わいってところね

テリオン

……ん？

プリムロゼ

でも、私のいた酒場は
もっと盛況だったわよ

踊子の１人でも踊ってないと
気分が盛り上がらないんじゃない？

テリオン

いや、静かなほうがいい
……仕事の話がしやすい

プリムロゼ

あっそう……

でも、せっかくだし
ひとつ踊って盛り上げてみようかしら

テリオン

………………

プリムロゼ

……ってちょっと
何、先行ってんの！

テリオン

……目立つ真似はしたくないんでね

プリムロゼ

もう、せっかちなんだから

ハンイット

で？　どうやって商人から
水を手に入れるつもりだ？

テリオン

……決まっている
俺にできるのは１つだけだ

ハンイット

……盗む、か

テリオン

お気に召さないか？

ハンイット

正直に言えば、な

テリオン

……まあ、あんたの言い分もわかる

どう言い繕おうが盗みなんてものは
褒められたものではないしな

ハンイット

いや、仲間のすることだ
わたしの考えは、今は捨てておく

テリオン

…………

仲間、か

ハンイット

なんだ？
わたしがおかしいことを言ったか？

テリオン

……いや、別に

アーフェン

あっちで盗んで
こっちで盗んで……

はぁ……
盗賊ってのはハードな仕事だな……

テリオン

…………

アーフェン

テリオンは凄腕だもんな
すげえ数のお宝を盗んだんだろ？

テリオン

……さぁな
いちいち数えていないからな

アーフェン

そ、そっか……

ま、次で依頼は最後だし
もうひと踏ん張りだな！

テリオン

…………
別に、お前が盗むわけじゃないだろう

アーフェン

…………

（か、絡みづれえ……）

ま、まあ、依頼が終わったら
１杯いこうぜ！

テリオン

…………

……１杯だけだぞ

テリオン

しかし、学者というのは
偏屈な連中ばかりだな……

サイラス

そうだな……ん？
いや、ちょっと待って欲しい

学者がここの主のような者ばかりと
勘違いして欲しくはないな

研究所にこもりっきりの
頭の固い学者は確かに多いが——

国外追放されたとはいえ、外へ旅立つ
私のような学者もいるのだから

テリオン

…………

……わかった、言い直す

サイラス

うむ、そうしてくれ

テリオン

俺が関わる学者は
どうにも変わり者が多くて困る

サイラス

いや、ちょっと待——

テリオン

——切りがない、先に行くぞ

オフィーリア

あれが竜石ですか……

テリオン

あんたでも宝石に興味があるのか？

オフィーリア

いえ、そうではなく、あの石からは
何か力のようなものを感じられました

テリオン

……そのあたりは正直
俺にはよくわからん

だが、あんたみたいな年頃の女が
宝石に興味を持つのはいいことだ

オフィーリア

そ、そうでしょうか？

テリオン

……あんたの場合
もう少し飾りっ気があってもいい

あの宝石も
あんたのような美人にこそお似合いだ

オフィーリア

……え？

か、からかわないでください！
さあ、行きますよ

テリオン

……フッ

サイラス

…………

テリオン

どうした？　学者先生
渋い顔をして

サイラス

私は闇市が嫌いでね

テリオン

……ただの売り買いの場だろう？

サイラス

闇市に流れた商品は、その名の通り
多くが闇へ闇へと消えていくんだよ

そうやって失われた、価値のある資料が
どれほどの数になるか……

キミが追う竜石も
そんなものの１つだろう？

テリオン

……さあね
俺は狙った獲物を盗むだけだ

サイラス

やれやれ……そこまで言われると
いっそ見事と言うべきか……

テリオン

俺は手を動かす
あんたは頭を動かすのが仕事だろう？

サイラス

ああ、そうだね
お互いの仕事に専念しよう

ハンイット

…………

テリオン

……なんだ？

ハンイット

あれほど饒舌に話しているのを見ると
……普段を知っているだけに、少しな

テリオン

必要だから身に付けた技術……
ただそれだけだ

ハンイット

身に付けられたのだから
元々才能があったのだろう？

わたしはなかなか女性らしい話し方が
苦手でな……

テリオン

……なら一度やってみせてくれ

ハンイット

……は？

テリオン

何事も慣れだろうさ
——ほら

ハンイット

…………

こ、こう……ですの？
む、むずかしい……わ

テリオン

……フッ

ハンイット

やってみろと言っておいてなんだ！？
その生温かい笑顔は止めろ！！

プリムロゼ

ちょっと、盗賊さん
どんな方法で潜入するのかしら？

テリオン

……今、考えてるところだ

プリムロゼ

ふむふむ……

テリオン

………………

……気が散るな

プリムロゼ

ごめんなさい、お邪魔だった？

テリオン

……珍しく
はしゃいでいるみたいだな

プリムロゼ

だって、こういうの
ちょっとわくわくしない？

本物の盗賊のお仕事に
ご一緒できるんですもの

テリオン

……見世物じゃない、真剣に頼む

プリムロゼ

あら、失礼
だったら静かにしてるわ

テリオン

………………

プリムロゼ

（やっぱり
　わくわくしちゃう……）

アーフェン

くっそ……
先越された……！

さ、追うぜ、テリオン
俺がついてるからよ！

テリオン

……待て、薬屋
ついてきてくれとは言ってないぞ

アーフェン

やれやれ、この男は……

あんたが怪我したとき
誰が薬作ってる？　ん？

テリオン

…………

アーフェン

怪我したら、薬師が治す
必要な物は、盗賊が盗む

持ちつ持たれつ、ってやつだろ

テリオン

……フッ、なるほどな

アーフェン

じゃあ、急ごうぜ
おわったら、１杯奢る！

テリオン

……いや、いい

アーフェン

…………？

テリオン

……俺が１杯奢ろう

アーフェン

おっ、いいねえ？
じゃあ、さくっと終わらせようぜ！

オフィーリア

あの、テリオンさん

テリオン

なんだ？

オフィーリア

何か、あったのですか？

テリオン

……なんでもない
あんたには関係のないことだ

オフィーリア

でも、いつもより
表情がけわしくなっています

テリオン

あんたが俺の顔を気にするなんてな……
そんなに珍しい顔をしているか？

オフィーリア

あなたの様子がいつもと違うのは
わたしでなくとも、わかります！

……いえ、すみません
詮索するようなことを……

テリオン

安心しろ、大したことじゃない

あんたこそ、心配そうな顔するな
……似合わんぜ

オフィーリア

なら、よいのですが……

テリオン

（本当に、大したことじゃない
　俺だけの問題だ……）

オルベリク

あのダリウスという男、何者だ？

テリオン

……話す必要があるのか？

オルベリク

…………

テリオン

…………

オルベリク

……そうだな
馴れ合う仲でもない

テリオン

なら、急ぐぞ
ダリウスを——

オルベリク

だが、何か言う必要ができたら話せ

テリオン

……何？

オルベリク

ひとりですべて背負う必要はない
できる範囲でだが、力にはなれる

それは馴れ合いではない
助け合いというものだ

テリオン

ちっ
……助け合い、か

アーフェン

すっかりお尋ね者じゃねえか
テリオンさんよ

テリオン

……まったく、迷惑な話だ

アーフェン

そうとも限らんぜ？
考えようによっちゃ、あの張り紙……

ダリウスがあんたを警戒してるって
宣伝しているようなもんだ

つまり、あんたが
一級の盗賊だってことをな

テリオン

……なるほど
薬を練るだけが能じゃないらしい

アーフェン

へへ、だろ？

さ、行こうぜ、テリオン
なんかあったら薬屋がついてる

テリオン

……ふん
傷を負うようなヘマはしない

アーフェン

お、言ったな！
その調子、その調子！

オフィーリア

テリオンさん……
ずいぶんとご苦労を……

テリオン

……どうという事はない

だが、他人をうらやんだところで
俺の過去や生まれが変わるわけでもない

泣き言を言うよりも手を動かした方が
有益だった……それだけだ

……同情も、説教も要らん

オフィーリア

もちろん、そんなつもりはありません！
わたしが言いたかったのは……

テリオンさんは自らの境遇について
世の中や誰かを恨んだりしませんでした

普通の人なら、誰かを恨んでしまうもの
そうならなかった、あなたはきっと——

テリオン

さあな……

何かを恨んで生きるのは
俺の性に合わないというだけのことだ

ハンイット

なりすまし……
たしか、そういう動物がいたな

テリオン

なんだ？　そういう動物って

ハンイット

例えば、枯れ木に偽装し獲物を狙う
トカゲなどがいる

他にも、植物や天敵になりすます
宝石になりすます……

テリオンがしていることを見て
彼らを思い出した

テリオン

俺は、動物と一緒かよ……

ハンイット

褒めているのだ、テリオンほどの
演技はなかなか見られない

今回も、あなたの芝居に期待しよう

テリオン

……分かった
できることはするさ

ハンイット

うん、今みたいに
素直なテリオンの方が素敵だな

テリオン

調子に乗るな……まったく

プリムロゼ

いつもながらの名演ね
盗賊さん

テリオン

……？

プリムロゼ

感心だわ
まるで別人だったもの

役者になれるわよ
私が保証するわ

テリオン

…………

……そんなもの、興味はない
仕事に必要だから演技をしているだけだ

プリムロゼ

あらそう、残念

役者で売れたら
盗む必要ないくらいの大金が……

テリオン

…………

プリムロゼ

ま、本人にその気がないなら
仕方ないわね

テリオン

……少し、考えておく